家具動かして掃除もしていつでも良い音楽が聴けるようにして、家の中を快適にしたのにずっといられない。こうなったら、家を買うとかしかないのか?それとも映画館のすぐ近くに引っ越して、毎日映画館にいる方が僕は幸せかもしれない。
仕事休んでる間くらいは家でゆっくり小説を読むつもりだったんだけど。どうしても外へ出て行きたくなる。働いてないことの罪悪感なのか。単にじっとしていられないだけなのかはわからない。
インボイス反対署名は最初の提出で受け取らなかったことで、その後に何十万筆集めても受け取らないのは予想できた。それでも集めて提出しようとしないといけなかったんだろう。世間に知ってもらうために。
自分は事務的にはインボイス制度への対応はたぶんできる。でもこれから消費税を払うとなると収入的には相当厳しい。収入が300万円なら30万円払わないといけない。委託元が負担してくれたらいいんだけど。中小零細では相当な負担になるから期待はできない。正社員はほとんどいなくて大半が契約社員という業界で、最近は個人事業主も増えているという業界なので、今後しばらくはどうなるのかわからない。
『星くずの片隅で』。いい映画なんだけど、主人公の前に現れるのが若くて美しいシングルマザーではなかったらどうなっただろう。劇中では美しいことよりも素行の悪さを反省して懸命に働くところに主人公が惹かれていく描写はあるのだけど。演じたのが香港のトップモデルだったこともあって、どうしてもルッキズムの影響を考えてしまう。
たぶんどこの国でも起こっている出来事を穏やかに激しく怒鳴ったりするのではなく物語に落とし込んでいる。粗い部分や不必要に思えるシーンもあるんだけど。ずっと観ていたくなる映画だった。

🍿 Where the Crawdads Sing (2022)
人権を扱った話であるのは間違いないが。人の善悪の及ばない場所の話でもあった。観終わってから寝るつもりだったのに、事件を人と自然どちらの面から見るかで見え方が大きく変わると気づいて眠れなくなった。

推理ものが好きなので観たら大当たり。自分が上品で洒落たコメディが好きなことを発見した。
この作品のことを知らなかったのでいま調べたら、劇場公開じゃなくて配信だったんだな。もったいないなあ。面白いのに。

おそらくあと30年くらいで僕は働けなくなると思うんだが。その時にどうやって日々を過ごすのか?と考えた。街に出るとすることもなく徘徊している老人を見かける。職場の小売店にも毎日スーツでお弁当持ってきて休憩スペースで食べている人がいた。
小説はいいかもしれない。映画館に行くのもいいけど(実際に平日は高齢者が多い)。小説の方がちょっとゆったりしているからちょうどいいかもしれない。
最近見つけた投稿で”私が何かの依存症にならなかったのは暇な時に小説を読んでいたから”というのがあった。ああそういうものなのかと思って僕も小説を読むことにした。京極夏彦の新刊が今月出たのでちょうど良かった。分量もたっぷりある。今までも仕事をしていない時期はいつも精神的に病むのだけど。小説を読んでいたらそんなことはなかったのかもしれないなと思った。