前作よりもより内面を描く作品になっていた。思春期の頭の中の混乱を描いていて、でも本人にはわかっていないし、周りも誰も気にしていない。思春期というのは本人には大変だけど、周りから見たらこんなもんということ。 この作品のレビューを漁っていたら「前作の評価で喜びと悲しみの感情が喪失するのは鬱の症状と同じ」と書いていた人がいた。 ライリーは転居に伴うストレスでうつ病になりかけていたのかと妙に納得した。今作は先のことを心配しすぎて他の感情を置き去りにしてしまうわけだけどそれが思春期というものなのか。もう自分のことは思い出せないし思い出したくない。あ、そういう感情のことか。
Youhei Takeguchi
@takezin