生活に余白があることは大事だと思う。 いま自分の部屋には使っていない家具が多い。ほとんどは10年前に買ったカリモク60だ。それまで家具にこだわる余裕がなかったので、生活に多少のゆとりが持てるようになった時にお金を貯めて少しずつ揃えていった。一つ買うごとに満足感はあったけど、結果として一人暮らしの住まいには不要な数になってしまった。 同じように洋服も着ていないものがたくさんある。
もうこの部屋にも僕の人生にもこれ以上ものは入らないという気がしている。ちょっと前まで新しく部屋を借りることもを真剣に考えていた。高松市にアパートを借りてそこと徳島の二拠点生活を送るとか想像すると心が躍った。 でも冷静になると金銭面や仕事の面で現実的ではなかったし。自分が求めているのは新しく物を置ける場所であればいいんじゃないかと思えてきた。それなら倉庫を借りたらいいだけだ。
もっと考えたら、その前に余分な物を処分するだけでもいいと気づいた。着なくなった洋服と使われていない家具とに囲まれて歳をとっていくのも嫌だった。 要らない物は適切な方法で処分して部屋の中に空きスペースを作っていくことにする。