寝る前に急にぺ・ドゥナ主演の『空気人形』について思い出した。映像の美しい映画で数年ごとに思い出している。そういえば原作にはないが、監督が気に入っていて映画のテーマに沿っているからと作中で朗読される詩がある。調べたら吉野弘さんの『生命は』という詩だった。タイトルだけは今でも覚えていて自分でも驚いた。映画館で観た当時この詩に感銘を受けて詩集を買ったからだろう。検索したら全文出てきたので読み返したら素晴らしい詩だった。映画の記憶が薄れた今だからこそより詩の良さがわかるようになったのかもしれない。

Youhei Takeguchi @takezin