🍿 Let’s Go Karaoke! (2024)
驚いたことにこの作品が僕の中で今のところのベストワンだ。『哀れなるものたち』とどちらがと言われると難しいんだけれど。日本国内で制作された映画作品でいえばナンバーワン。この作品に対するSNSで上がったコメントの一つに「ヤクザを肯定するのか」という的外れなものがあった。俳優がヤクザ役を演じているコメディに対する評価としてはかなりずれた発言だと思っていたんだけど。意外にもそうではなかった。カラオケが上手くなりたいヤクザが中学生の合唱部員をカラオケに誘うという、非現実的な設定を生身の役者が生真面目にやっていても不自然でないように見える脚本と巧みな演出がされているのだが。これがとても危ういように見える。現実に知り合いではない大人に着いて行ったら酷い目に遭うのがオチなんだけど。この映画を観てしまうと、とてもドキドキする出逢いが待っているように錯覚する。大人目線で見たらけっこう怖い。演じてるヤクザ役の綾野剛が常に魅力を振り撒いていて、そのことが映画自体の成功の要因ではあるんだけど。現実にあんな人がいたら、誰だって着いていってしまいそうで怖い。
📺 Echo (2024) 暗めで大人っぽい雰囲気で格好良かった。OPの音楽と映像がお気に入りになった。物語自体も結構面白いと思うんだけど。日本で暮らしている僕には文化歴史的な背景についての説明がないとよくわからない部分も多かった。エピソード全て観ても”別の大きな物語のサイドストーリー”くらいの分量しかなかったから世間的な評価が低いのかもしれない。もう1話か2話余分にあったら違ってたんじゃないかな。
🍿 Poor Things (2023) 少し長めの上映時間がまるで気にならないのは久しぶりだった。映画が始まった時はゆったりと時間が流れていくことに対して、この先退屈してしまわないか心配になったが全くの杞憂だった。マーク・ラファロの名演が印象に残った。僕はこの人のハルク以外の役を観るのは初めてだったので……。
終盤に出て来るある男性が、常に拳銃を手に持っていて周りを威圧したり侮蔑し続けていて。これは男性の暴力性の暗喩なのかなと思った。家庭内で絶対権力者として振る舞うことをわかりやすく見せたんだと思っている。
判で押したような毎日を送る方が効率的だとわかっていたけど。 週末だけ愛媛に行って、2、3日働いて平日は休む生活を繰り返してたら、起きる時間はだんだん遅くなるし。学習意欲も無くなるし。最後は仕事に対する意欲も減退していた。つまり僕にはそういう働き方というか、生活は合わないんだとわかった。 寝泊まりも事務所の空き部屋に薄い布団を引いただけ。たまに見知らぬ人が隣で同じように寝ている。仕事のためだけにここに存在している自分は好きだったはずなんだけど。どうも上手くいかなかった。逆に事務所の主みたいな人と料理をしたり、材料の買い出しをしたり。夜通し話したりする方が楽しいと感じていたんだから。自分も普通の感性の持ち主だったんだと気づくことができた。 逆にいまは毎日同じように生活して、仕事も順調で評価もされてるんだけど。仕事以外では他人とは関わることのない日々に戻った。 あのタコ部屋みたいな出稼ぎ暮らしの方が人間らしい生活だったように思えてきた。
僕は人と話していると脈絡なく思いついたことを喋る癖があるらしい。普通のことだと思っていたけど。相手によっては話しにくいと思われていると人から指摘されて初めて気づいた。その指摘を、仕事で関わる人に対しては、もっと自分を抑制した方が良いと受け取った。お客さんと話す仕事なので、相手の話を聞かずにこちらが一方的に喋っているような状況は避けないといけないだろう。 意外と気づかないもんだなと思った。考えてみたら、人と会話してると話がどんどんずれていく感覚はあったから、指摘されて良かった。
自分が老いたことを実感する出来事があった。身につけた知識や仕事上のスキルを自分より若い人や技術が拙い人にこれみよがしに伝えようとしていたことにその瞬間に気づいた。 愚かだったと悔やんいる。他人からのフィードバックが必要な状況はあるけど。相手が望んでいないのにそれをするのはダメだとわかっていたのに。やってしまった・・・。
Reacher -2023
🍿 Reacher - Prime Premiere (2023) Compared to the previous work, there are parts where I feel that Reacher would have been better off acting alone. But I only think that because it is easy to convince myself that he is a monster and that is the reason for his strength. The truth is, it was cool to see him act with excellent friends in the last film, and then say goodbye and leave at the end. This season he already has friends around him that he trusts. He doesn’t seem as monstrous as he did before, but when you look at him as a man, it’s good to see him being able to rely on those around him. And it was still cool to see him leave in the last episode.
午前5時に目覚めた。せっかくなので仕事をするかと一瞬だけ考えたが、結局もう一度寝ることにした。数年前なら会社に行く直前まで書類を作っていたと思う。いつの頃からかすっかり自分が変わってしまった感覚がある。
#MicroPost
Apple Music Classical がリリースれた。 試しに朝のBGMとして聴いている。けっこう好きかもしれない。
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