Category: Longform
You are viewing all posts from this category, beginning with the most recent.
エヴァと僕
『シン・エヴァンゲリオン』を観てきた。 とっても良かった。詳しくは何も書けないんだけど本当に良かった。
僕はTVシリーズをリアルタイムで観た世代でものすごく影響を受けている。 高校を卒業して名古屋で一人暮らしを始めたばかりの頃に、東京にいた友人の平野くんから「すごいアニメが始まってる。観ろ」って電話が来たのがきっかけだった。たしか名古屋は東京より1週遅れで放送していたので無事に第一話から観ることができた。 もちろんすごくハマった。 毎週、放送の翌日に電話をして互いに感想を言い合った。今考えると1週間ずれているので一話分ずれててもどかしかったけど、とても楽しかった。 大須の雑貨屋みたいなところでエヴァのCDも買った。 大きな月をバックに佇む綾波レイのジャケットに惹かれて衝動買いだった。 カラオケではFly Me to the Moonを必ず歌ったがフランクシナトラの曲だと知ったのはだいぶ後になってからだ。
旧劇場版も映画館で観た。 名古屋の今はもうなくなった大きな映画館だった。名鉄デパートの最上階とかにあって、信じられないくらい大きなスクリーンがかかっていた。 そんな巨大な映画館が満席だった。 あんなに人が大勢いる映画館で映画を観たのは後にも先にもこの一回きりだ。 上映中にトイレ休憩があり席を取られないかバッグを置いて心配しながらトイレに行った。立ち見の人が通路にも溢れていたからだけど。 隣の席の中学生くらいの女の子二人組が、シンジがアスカを見舞う場面について「意味わかんない」と大きな声で言っていたのも記憶に残っている。
最新作を観て古い記憶が一気に蘇った。 大袈裟ではなくエヴァは青春だった。 僕の青春のある時期がエヴァ一色だったからそう言って差し支えないだろう。 同郷の友人との電話は、初めての一人暮らしの寂しさを紛らわせてくれた。 エヴァの記憶は若い頃の思い出とセットになっている。
まさかそんな作品の最後をこの目で観ることができるとは思ってもいなかった。 完結せずに何度も作り直されたりするんだろうと疑っていたがそうではなかった。 今作のキャッチコピーは「さらば全てのエヴァンゲリオン」だ。 それは観客にとってのエヴァとの「さよなら」という意味でもあるのだろう。 僕の中でエヴァという青春の1ページにおとしまえをつけることができたのだ。
海外からのお荷物
去年の12月末に注文したOrbitkeyが2月に届いた。10日くらいで日本に入ってきていたのに、2週間近く保留された上に、なぜか一旦ドイツに送られてまた日本に戻ってきてからようやく配送された。 この間、送り主のOrbitkeyと配送業者のDHL eCommerceには連絡を入れていたが、DHL eCommerceからは送り主でなければ対応ができないと連絡が来ただけだったし、国内で配送を請け負っているらしい日本郵便も追跡番号がなければわからないということだった。結局はちゃんと届いたのだが、海外からの荷物は日本に入ったところから追跡不可能になるらしく、荷物追跡サイトの検索結果だけだと倉庫で眠っているように見えたが実際には移動中だったわけだ。送り主のOrbitkeyは丁寧に対応してくれていたので荷物が届かないのではという不安はなかったが、海外のウェブサイトで買い物をするときはこういうこともあるんだといい勉強になった。
Micro.Blogについて
先月からMicro.Blogというマイナなサービスを使っている。Tweetをそのままブログにできたら面白いなと思っていたのでTwitterと連携できるこのサービスはちょうど良かった。 Tweetのツリー機能は使えないけど、長文を投稿することもできる。普段は隠れているがタイトル入力欄もあって長文はそのままブログ記事になる。 Twitterとのクロスポスト機能で140文字以内ならMicro.BlogのタイムラインとTwitterのタイムラインに同時に投稿される。ブログ記事を投稿したら、記事のリンクがタイムラインに自動で投稿される。 時間がないときは情報量の多いTwitterのタイムラインを見なくても投稿できるのは便利だ。書きたいことだけ書いてタイムラインからさっと離れることができる。 Micro.Blogのトップページを読むと、このサービスは特定のSNSへの依存から脱却するために始まったらしい。普通はSNSに投稿した文章を他のサービスに移すのは難しいので、Micro.Blogは特定のプラットフォームに依存しないようになっている。クロスポスト機能を使えばMidiumやtumblerにも同時に投稿できる。サービス自体は5年以上前からあるようだけど、SNS疲れを感じている人が増えている今の時期にはぴったりなサービスかもしれない。
20210108
お正月のSPドラマ『教場2』を楽しみにしていたのに、後編だけ録画予約するのを忘れてた。見逃し配信もあるけどTVreはダメでFODでしか観られない。一応無料なんだけどAppleTV用のFODアプリでログインするためにユーザ登録したら課金されてしまった。無料のお試し期間があるんだけど、前に使ったことがあったのでいきなり課金されてしまった。2時間ドラマ一本のために1000円払ってしまった。残念ながらFODには他にこれといって観たい番組もない。
画質もあまり良くなかった。動きが激しい場面だと映像が乱れる。静かな場面でもコマ落ちするし。Netflixではそんなことにならないので自宅のネット回線の問題でもなさそうだ。 これなら放送で観た方がマシだったけど、最近はHD画質のストリーミングに目が慣れたせいか地上波放送の画質に耐えられない(僕の住んでるマンションのCATVのせいかもしれないんだけど)。それもあって最近は放送ではテレビを観なくなった。 今シーズンのドラマは『バイプレイヤーズ』の新作が気になっている。ちょうどいい機会なので録画ではなくparaviを契約して観てもいい。一度も使ったことのないサービスなので試してみたい。
マイクロブログについて
Micro.blogは昔のブログが持っていた自由さを取り戻すようなサービスとして設計されているようだ。 昔のブログはサーバもウェブサイトデザインも自由に選べた。今はSNSに依拠するようになっていてログを自由に移動できなくなっている。サービスが停止したらそこで終わり。過去の資産(ログ)はそのまま消えてしまう。
僕が積極的に使っているSNSはTwitterしかない。これが消えて無くなる未来は想像しにくいんだけど。 この先に何があるかはわからない。 日本のブログサービスにはサービスを停止したものがいくつもある。 自分では使っていなかったからそれがもたらすものを想像するのは難しいんだけど。 数年かあるいは数十年間積み上げてきたものがある日なくなってしまうかもしれない。 Twitterしか使ってこなかった自分がピンとこないのはTwitterが ”今” を伝えるためのサービスだからかもしれない。
Micro.blogはSNSとcross postする前提で作られているサービスのようだ。どれか一つのサービスに依存せずにいくつものサービスを絡めて安全率を上げるという考えなのだろう。集約する場としてMicro.blogを使う。そのためか運営側はユーザがオリジナルドメインを使うことを推奨している。Micro.bogのアカウント設定から直接ドメインを取得できるようになっている。SNSと違い自分のURLを持って運営するブログサービスであることの証明だ。
自分のTLをそのままブログとしてまとめれられたら便利だろうなと想像したことはある。そういうサービスを検索したら似たようなサービスはいくつかあった。でも、それらは自分のTL以上のものではなかった。ただTweetをログとして残してくれるサービスでしかなかった。Micro.blogは違うように思う。これはさっきまで知らなかったけど、文字数制限を超えたら自動でブログポストになったのは驚いた。Mediumにも連携できるので文字数制限があったらおかしいわけで、当然といえばそうなのかもしれないけど。ブログとして使うことができて。他のサービスともネイティブに連動できる。けっこういいサービスかもしれない。