映画館に行きたいんだけど

先月は休みごとに映画館に行ってました。メジャな配給の作品以外も観るようになったからです。名古屋に住んでいた頃は映画館の近くに住んでいたけどシネコンにしか行かなかったんですよ。小規模な映画館を含めたら仕事がない日はいつでも映画館に行けると気づきました。これから毎日娯楽に困ることはないなと。 徳島県は映画館が少ないのと、商店街にあるユーフォーテーブルシネマに行く時は、駐車場代が映画代の半額くらいかかってしまうのが難点ですね。探したら安い駐車場もあるんだろうけど。 高松のシネマソレイユだとすぐ近くの駐車場がすごく安いし、商店街にも喫茶店や書店が多くて映画の前も退屈しないんですけどね。 家のAV環境を整えるのもアリかなと思うんですけど。映画館で観るのはその体験込みで娯楽なので行ける限りは行きたいですね。 次は何を観ようかな。

メイク マイ デイ

📺 MAKE MY DAY (2023) - ★★★★★

一本の映画のようなクオリティでした。 始まりは静かに。一話ごとにどんどん主人公が好きになっていく。 物語をずっと観たいと思ったのは久しぶりでした。 場面の切り替わりや展開の省略などにアメリカのテレビドラマ的な香りがあり、本邦のアニメとは違う味わいがあったのも良かったです。アニメでよく見る記号的な演出でなく、かなり実写ドラマを意識していたんだと思います。 本当に素晴らしかった。

追記 タイトルのeが変形しているのは何か意味があるんでしょうか?

MAKE MY DAY poster

これからの生活

僕自身も前はあんなに感染するのを怖がっていたのに、3年も生活をしているとこの状況にもだいぶ慣れました。 感染者が出始めた初期の頃は、全ての仕事をキャンセルして家に篭ろうと考えていたくらいですし、実際に会社の判断でそうなりました。1ヶ月間は仕事が休みになって、自宅からほぼ出ず、誰とも会わずに暮らしました。 今となっては当たり前に仕事にも行くし、休みには映画館にも行きます。東京や大阪のような都市部に行く気にはまだならないですが、これから先はどうかわかりません。ある程度のリスクは受け入れながら生活しているような状態です。たぶんほとんどの人がそうでしょう。そう考えたら、以前のような暮らしに戻すことも必然なのでしょう。 大幅に感染リスクは高まりますが、もうそんなこと気にしても仕方ないのかもしれません。 今の自分の年齢なら感染しても数日間は苦しむくらいで済む可能性もあります。実際に感染した知人は「大変だった」と笑って言います。その程度のことなのかもしれません。彼らは僕と同世代かもっと若い人たちです。そんなものかもしれません。 実際にどうなるかは感染してみないとわかりません。今の社会の動きはそういうリスクを取っても以前の暮らしに戻そうとしています。それは必要なことだと思います。短期的に見れば社会に活気が戻ってくる可能性はあります。長期的にはどうでしょう。ちょっと平均寿命が短くなるかもしれませんね。

チタン

🍿 Titane (2021) - ★★★★★ 自動車事故でチタンプレートが頭部に埋め込まれた女性の数奇な運命。 前半激しいシーンの連続で興味付けして、後半の奇妙な共同生活になだれ込んでいく。体内に埋め込まれたプレート。謎の妊娠。男性集団に紛れ込んだ女性。ある事件から逃れる中で無性の愛に包まれる日々を送るが…… 。常に異物として扱われる女性。体内に異物を抱えながら逃げ続けるが、思いがけないきっかけで落ち着ける場所に辿り着く。多面的なテーマを扱っているようにも思えるし、女性の人生の暗喩になっているようにも思えた。

Titane poster

ガンニバル

📺 Gannibal (2022) - ★★★★★ 絶賛と言っていいくらい毎週楽しみにしていました。何事もなければS2も作られるだろうから楽しみに待ちます。1話目冒頭の日本の山奥の道を走る古いボルボが格好良かった。山の景色は国によって違うので、他の国の人が観た時に、これは日本が舞台の物語なんだとわかるでしょう。 Gannibal poster

『非常宣言』

映画館で韓国映画の『非常宣言』を観てきました。大作でしたね。よくある設定や筋立てのはずなのに古臭くは感じなかった。ベタな展開を描くことが肝心だと何かで読んでその通りだと思いました。素晴らしい作品でした。

放課後ひみつクラブ(1)

Finished reading: 放課後ひみつクラブ 1 by 福島鉄平 📚 ずっと楽しみにしていた漫画の1巻を読めて幸せです。この作品は掲載されているウェブサイトでの人気はイマイチのように見えるんですけど何故でしょう。不思議です。とても面白いのに。著者の今までの作風と比べると大人しい作風にチェンジしているからかもしれません。

神々の山嶺(パトリック・インバート監督 2021仏)

Amazonプライムビデオ『神々の山嶺』。映画公開時に見逃していたのが悔やまれる。 夢枕獏の小説を谷口ジローが漫画にして、さらにその漫画を原作にしてアニメになった。 あれだけの山岳小説を原作にしても、負けていない漫画にした谷口ジローはさすがだ。あれほどの漫画家でなければ出来なかっただろう。さらにその漫画をベースにしてアニメを作った人たちもすごい。 冬の登攀ではあんな風に手足を動かすのかと何度も頷きながら観た。 終わってからしばらくして、あれは現実でも実写でもないことに気づいた。 アニメだった。誰かが取材と想像を元に描いた絵だった。 どうしたらこんなすごい映画が作れるのだろうか。