神々の山嶺(パトリック・インバート監督 2021仏)

Amazonプライムビデオ『神々の山嶺』。映画公開時に見逃していたのが悔やまれる。 夢枕獏の小説を谷口ジローが漫画にして、さらにその漫画を原作にしてアニメになった。 あれだけの山岳小説を原作にしても、負けていない漫画にした谷口ジローはさすがだ。あれほどの漫画家でなければ出来なかっただろう。さらにその漫画をベースにしてアニメを作った人たちもすごい。 冬の登攀ではあんな風に手足を動かすのかと何度も頷きながら観た。 終わってからしばらくして、あれは現実でも実写でもないことに気づいた。 アニメだった。誰かが取材と想像を元に描いた絵だった。 どうしたらこんなすごい映画が作れるのだろうか。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン

『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(ライアン・ジョンソン監督 2022)。ネットフリックスオリジナルながら年末向けの豪華な作品でした。ブノワ・ブラン役のダニエル・グレイグが、頭脳明晰かつ控え目な紳士で探偵という存在感があるんだかないんだかわからない役柄で好印象でした。

Netflix『ジェイコブと海の怪物 [原題 SEA BEAST] 』(クリス・ウィリアムズ監督 2022)

Netflix『ジェイコブと海の怪物 [原題 SEA BEAST] 』(クリス・ウィリアムズ監督 2022)を鑑賞。公開前から予告編で気になってずっとウィッシュリストに入れたままでした。Netflixは予告が面白そうと思って観たらほぼハズレはないですね。 冒頭、帆船で海の怪物を狩る息つく暇もない戦闘シーンから始まり。ハンターのジェイコブとハンターに憧れる少女メイジーを主役にして、前半から物語に引き込まれ、中盤からはちょっと予想を超えた展開になる。 ただ、物語自体は畳み方が急すぎる気はした。ようは尺が足りてない。劇中で中途半端になっているエピソードがあったり、キャラクタのバックボーンの掘り下げも少ないとか色々勿体ないなと思った。 でも良作でした。

公開が夏頃だったので、5ヶ月近く保留していたことになるんだけど。年が明ける前に観て良かったです。このまま放置してみ忘れたりしてたらきっと後悔したでしょう。今後は気になる作品はさっさと観ることにします。📺

Netflix『トロール』ノルウェーが舞台の怪獣映画ですね。素朴ですがけっこう好きです。怪獣が人型だと複雑な気分になりますけど。📺

『アバター ウェイオブウォーター』3D吹替えHFR(ジェームズ・キャメロン2022)を鑑賞。3時間は長いかなと思ってたけど、終わってみたら全然気にならなかったです。映像と音響が良いスクリーンで観るための映画でした。家庭のテレビで観ても良いんでしょうけど。映画館がおすすめです。

『ブラックアダム』アメコミ映画のいいところ全部盛りって感じでした。でも目新しい部分はあまりない。脇役のサイクロンが能力を使う場面が派手で特に印象深かったですね。脇の人物までしっかり描かれていて完成度は高いと思いました。評判が悪いので心配でしたが、そんなに悪くはないですよ。

『ゴーストブックおばけずかん』

僕が1番か2番目に気に入ってる『ジュブナイル』を観た時の記憶が蘇った。事前に調べてなかったので知らなかったけど、山崎貴監督作品だったんだね。ジュブナイルからだいぶ作風が変わってしまったので、あの映画の監督だったことも忘れてしまっていた。 映画序盤で鈴木杏がワンシーンだけ出てきて、当たり前だけど大人だった。あの映画からもうそんなに年月が経ってたのかと驚く。 今作も素晴らしい作品だった。山崎貴監督は定期的にジュブナイル物を作ってくれたら良いのに。